三橋美智也さんご存命当時からのファンの方が、「ああ新撰組」は当時、小学生がよく口ずさんでいました」「子供の間に人気がでるというのが、大ヒット曲の要件だろう」とコメントを寄せてくださいました。

 

テレビ主題歌でもないのに、昭和30年代に110万枚の大ヒットとなった。「あゝ新撰組」は三橋美智也さんのミリオンヒットの16位に輝いています。
当時の三橋さんの人気のすごさがしのばれます。

 

 テレビ主題歌となったのは昭和37年6月の発売の「新撰組の歌」方ですが、これもヒットした。テレビドラマ(1961年)は1961年10月17日から1962年12月25日までTBS系列で放送。八欧電機(後の株式会社ゼネラル、現 - 富士通ゼネラル)の一社提供。
放送時間は毎週火曜21:30 - 22:00(JST)三橋美智也「新選組の歌」『新選組始末記(1961年版)』主題歌  1962年(昭和37年)発売 作詞:牧房雄 作曲:舟越隆司 です。
2曲の新選組の歌があったというわけです。

 

 私は「ああ新撰組」の方が好きです(笑)。その理由は、後発の「新選組の歌」は、歴史考証が強くなっていて、新選組の隊員の信条に寄り添っていないと感じるからです。
「あゝ新撰組」は、横井弘さんが書いているので、素晴らしいです。
「加茂の河原に千鳥がさわぐ」「恋も情けも矢玉にすてて」「菊のかおりに 葵が枯れる」など、歌詞も天下一品です。
作曲も「あゝ新撰組」は作曲が中野忠晴さんと編曲が上野正雄さんが担当して、ワクワクする元気な音楽で、子供たちもさぞ喜んで歌っただろうと思います。

 

写真はパンフレットにからとっていますが、
三橋美智也さんは新撰組の扮装をしてうたっています。
この写真は、新撰組ゆかりの地、京都の壬生寺にある歌碑に使われています。
この歌碑はジュークボックスになっていて 100円いれると曲を聴くことができます。

 

 

三橋美智也さんはどのようにうたっているでしょうか。

 

この時期の三橋美智也さんはビブラートが強いです。
その上、鼻音になっているところもあります。
ものすごく力強いビブラートですね。

 

「かーもぉのかわらぁに ちどりがさぁわぁぐぅ」
         ビブラート      ビブラート
「まぁたぁぁもちのあぁめぇーなみだぁあぁめぇ」
           ビブラート     ビブラート

 

「ぶーしぃとぉいうなぁにぃ いのちをかぁけぇてぇー」
          ビブラート        ビブラート

 

「しぃんせぇんぐうみいはぁ   きょうもぉゆぅくぅ」
          ビブラート         ビブラート

 

 

行進曲調で勇ましいだけでなく、お琴の音が美しく華やかです。