三橋美智也さんのミリオンヒット曲メーカーの 作曲の中野忠晴さんと作詞の永井ひろしさんです。
中野忠晴さんは、昭和45年2月19日に60歳で、亡くなっていますので、3月発表の「蝶々とかかし」は、三橋美智也さんに書かれた遺作といえます。

 

中野忠晴さんは、三橋美智也さんのミリオンヒット曲の「あゝ新撰組」「おさらば東京」「赤い夕陽の故郷」「達者でナ」の作詞者で、戦前はジャズ歌手として活躍しています。 編曲は上野正雄さんと組み、ステレオ左右切り替えなど独創的な作曲をしています。

 

中野忠晴さんの作曲リスト http://www.tadaharu.com/nakano-sengo.xls
が公開されています。

 

  中野忠晴さんは、三橋美智也さんに、42曲の歌の作曲をしています
 現在WEB上に、大洲市出身の中野忠晴さん作曲で、三橋美智也さんが歌う「大洲音頭」の楽しい動画が上がっています。http://honki-ozu.com/

 

 永井ひろしさんは、三橋美智也さんの「泣きたい岬」「哀愁平野」「機関車物語」「おふくろ」「さけ、うた、おんな」の作詞家です。 竹越ひろ子さんの「東京流れ者」や、佐々木新一さんの「あの娘たずねて」の作詞者でもあります。 この歌は、「岩手の和尚さん」のユーモアと「ごろすけほう」の、人生哲学的な深さを感じさせます。

 

今回もステレオ切り替えをしています。
最初の拍子木に注目してください。
拍子木もドラムも、ステレオではなく、右から左から独自に聞こえます。

 

 三橋美智也さんはどのようにうたっているでしょうか。

 

「ちょうちょーぉはみやこぉへ とぉーんじゃっぁぁたー」 

 

 「のーぉこぉるかーぁかしぃは なーぁくばっかぁりぃー」                         

 

 「おーってゆくにもぉ いっぽんあーしぃじゃぁー」                     

 

「さーぁきぃのつーぅまづきゃ めーぇにみぃえぇるぅ」                     

 

  「ほいでもってさぁー ほいでもってさぁー」
 高音     ビブラート    ビブラート

 

 「きょーぉもたーちんぼぉ むらのぉえぇきぃー」  

 

 

 伸びのある高音の「ほいでもってさー」が力強いです。